令和2年度の地方交付税算定では、東京都と特別区の合算で、約1兆1千8百億円の財源超過となっています。このうち、道府県分が約2千3百億円の財源超過、市町村分(特別区の区域)が約9千6百億円の超過と算定されています。これを、都と特別区の役割分担に合わせて整理すると、都が約6千9百億円、特別区が約4千9百億円の超過となります。これらは、いずれも地方交付税の需要額算定が実際の必要額に見合っていないために財源超過とされているものであり、実際の都と特別区の財源が余っているわけではありません。 道府県分と市町村分の組替えによる財源超過の試算(令和4年度) PDF (約258KB)